こんにちは!みずよーです!
僕が今住んでいる住宅は一条工務店のオール電化住宅ですが、それまでは電気とガスの併用生活をしていました。
そんな僕からしたらオール電化は。
そんな感情を抱いていました。
そして実際オール電化に住んでみて、前の生活とは違う部分も多々ありますし、もちろん光熱費も違います。
今回の記事では、オール電化と電気ガス併用の違いや電気代の違いまで紹介したいと思います。
◆家を建てようと思っている。
◆オール電化と電気ガス併用で迷っている。
◆オール電化、電気ガス併用のメリットデメリットを知りたい。
◆オール電化と電気ガス併用生活の違いを知りたい。
こんな人におすすめとなります。
住む前からこの違いが分かっていれば、どちらにするか決めやすいでしょうし、参考にしてもらえたら嬉しいです。
それまでに考えたことや学んだこと、日々の気づきなどをブログで発信しています。
1.一条工務店オール電化とガス併用の違い
なぜみんなが迷うのか?
やはり住んでみると分かりますが、暮らしの違いも多いですし、メリットデメリットなどもあります。
光熱費も違います。
後半に光熱費の比較を話しますが、前半に話す生活の違いが分からないと、どこが違って光熱費に影響があるのか分かりません。
始めに生活の大きな違いをまとめますと。
コンロ
お風呂
暖房
この3つになりまが、1つずつ解説していきます。
1-1.コンロの違い
ガスを使い火の熱で料理をするのか。電気の熱で料理をするのかが大きな違いになります。
料理が趣味だったり、料理を頻繁にする人は重要な違いではないでしょうか?
●全体的に料理がやりやすい。
鍋を浮かせたり振ったり、火の微調整が良いですし、中華鍋などはこちらでしか使えません。
このような意見もよく聞きます。
●停電しても使える。
災害時停電してしまうと、IHは使えません。
その反面ガスならお湯を沸かしたり、簡単な料理をしたり、やはり火の利用用途は多いです。
▲コンロの掃除が大変。
ガスコンロは油汚れや、こべりついた汚れを掃除するのが大変です。
料理後に掃除をすればよいのですが、ガスコンロは凹凸があるため、IHと比べて掃除が大変というのはあります。
▲火災の危険性がある。
直接火を使うので、やはりHIより火災の危険性はあります。
▲火災保険が高い。
上記の理由から火災保険が高くなってしまいます。
▲火を使うので暑い。
冬場は良いのですが、夏の暑い時期は地獄です。
確かにそうですが熱を使うので部屋が温まり、電気代が高くなってしまうマイナス点があります。
続いてHIコンロについてです。
●均一に温める料理に適している。
IHのフラットな面を全体的に温められるため、均一に火を通すことが出来ます。
●温める速度が早い。
意外かもしれませんが、温める速度や火力はIHの方が早いです。
●掃除がやりやすい。
面がフラットなので料理後はサッと拭けば終わりです。
オープンキッチンなどは見た目が命。
掃除がやりやすいというのは、大きなメリットになります。
●火災の危険性が低い。
直接火を使わないので、家事になるリスクは低くなります。
●火災保険が安い。
上記の理由から火災保険も安くなります。
●暑くならない。
直接火を使わないため、ガスコンロよりは暑くなりません。
扇風機も使えます。
▲料理道具が制限される。
IH専用の鍋しか使えなず、中華鍋なども使えません。
最近はIH専用鍋もかなり多くなってきたなという印象があります。
▲料理がやりづらい。
電気で温める場所が決まっているので、鍋を浮かせて料理することは出来ません。
鍋を振るのも少ししか出来ません。
▲やけどの危険性がある。
火は使わないといっても、コンロの面は熱くなるためやけどの危険があります。
▲停電時使えない。
停電時使えるガスと違い、IHは使えません。
▲面が焦げ付く。
IHの面が何も敷かないと焦げ付いてきてしまいます。
かなり力強くこすれば焦げも取れますが、専用の丸い敷物をしくことで対策出来ます。
この2つを光熱費の面で比較すると。
安い順に。
1位:都市ガス
2位:電気のIH
3位:プロパンガス
となります。
ただし生活の仕方や電気プランによって変わってくるため気を付けて下さい。
1-2.お風呂の違い
お風呂のお湯についてです。
オール電化になると“エコキュート”というお湯を溜めておける設備を、家の外に設置する事になります。
●電気代を安くできる。
深夜帯の電気代が安い時間帯に水を温めお湯にし、使いたい時に使う方式なので、電気代を安くできます。
最近はその家庭ごとの使うお湯の量をエコキュートが学習し、適切な量を計算して沸かしてくれるので、電気代や水道代まで節約になります。
●CO2削減でエコ。
名前の通りエコなので、CO2削減にも繋がります。
●非常時にタンクのお湯が使える。
普段あまり気にしませんが、非常時に水が使えるかどうかは重要な違いになります。
エコキュート内の水は飲み水には使えませんが、生活用水として使えるので、災害対策にもなるというわけです。
続いてデメリット。
▲電気代が高く合ってしまう場合がある。
そう思うかもしれませんが、使い方を間違えると高くなってしまう場合もあります。
それは深夜帯に溜めたお湯を使い切ってしまった時です。
普段と違いイレギュラーな事。
(例)お客さんが来ていつもより多くお湯を使ってしまった。
その場合に日中の電気代が高い時間帯にお湯を沸かさなくてはいけないし、待ち時間もあります。
▲水圧が弱い。
ガスの生活をしている人がエコキュートの生活になると、水圧の弱さを実感します。
これはエコキュートが水圧で壊れないためにわざと弱くしてあり、痛いほど水圧が強くないと気が済まない人は、ストレスに感じてしまうかもしれません。
対策は2つあります。
高圧のエコキュートにする。
シャワーヘッドは様々な商品があるので、選択肢は多いです。
高圧のエコキュートはオプションになるので、少しお金が掛かります。
どちらも痛いほど水圧が強くなるかは分かりませんが、だいぶましになるのではないでしょうか。
人ってなれるものですね(笑)
2階にお風呂を設置する場合も、水圧が弱くなるようなので注意して下さい!
▲設置するスペースが必要。
お湯を溜めて置けるサイズや量によって大きさも変わりますが、屋外に設置するためのスペースを考えながら、家づくりや外構の計画を立てる必要があります。
▲音問題。
機械ですし、夜中にお湯を沸かさなくてはいけないので、多少なり音がします。
この音が低周波音のため、頭痛や体調不良になる人もいるようです。
「設置したのが隣の家の寝室前だった」とならないように注意して下さい。
こうしてみるとデメリット多いエコキュートですが、オール電化には欠かせない設備ですので、メリットデメリットを理解した上で、検討してください。
光熱費の面ではエコキュートに軍配が上がります。
しかし深夜帯の安い時間帯で沸かしたお湯で事足りればの話です。
こちらも生活によって変わる事を忘れないで下さい。
1-3.暖房の違い
始めに言いますが、家庭によって、人によって違いが出るのではっきりとは言えません。
昔はガスファンヒーターや石油ストーブ、電気ストーブ、エアコンなど色々と使っていました。
現在はオール電化になり、冬場は床暖房だけの生活をしています。
オール電化なので、電気系の暖房システムを採用した方が計算が簡単に出来るのでおすすめですが、電気は1番値段に対する暖房効率が悪いです。
(例)オイルヒーターが良い例だと思います。
昔メリットだけを読んで買ってしまったのですが、電気代が高くなりすぎて、すぐに手放してしまいました。
ただしメリットも多く、放射熱のため空気が汚染されない。
やけどの危険性が少ない。
静かで赤ちゃんにやさしいなどのたくさんのメリットもあります。
こう見ると床暖房と似ているなと思いました。
もっと断熱性、気密性が高ければ光熱費も安くなっていたのかもしれません。
ただ1つ電気でも効率の高いものがエアコンです。
また全館空調が流行っているのもこのせいかもしれません。
1-4.その他の違い
今まで話した3つがメインで考えつく違いかと思いますが、他にも3つの違いがります。
それは。
二酸化炭素排出量の違い。
初期費用の違い。
1つずつ解説していきます。
1-4-1.災害復旧速度の違い
日本で実際に起きた災害時の復旧速度は、電気が1週間ほどで復旧しましたが、ガスはそこから1~2週間遅かったようです。
大災害が起きた時に、ガスだから安心と思っていると、大きな痛手になってしまうかもしれません。
1-4-2.二酸化炭素排出量の違い
やはりガスはガスを使うので、どうしても二酸化炭素が出てしまいます。
その点電気の方は二酸化炭素が出ないので、クリーンです。
1-4-3.初期費用の違い
初期費用、導入コストは電気に比べ、ガスの方が安くなります。
ザックリ電気費用:50~100万
ザックリガス費用:50万円以下
2.実際のオール電化と電気ガス併用の料金
続いて僕が実際に生活していた上でかかった料金。
電気とガスの併用とオール電化の光熱費の比較をしていきます。
比較時期は、寒い冬の1月~3月です。
僕は現在の一条工務店の一戸建てに住む前は、2DKのアパートに妻と2人で住んでいました。
ガスは都市ガスでした。
コンロの使用頻度は、妻がよく料理を作ってくれていたので高い。
お風呂はシャワーのみで、浴槽には溜めていなかった。
暖房はエアコンとこたつを1台ずつ使用。
アパート時の電気、ガス代。
電気代 | 13,409円 |
---|---|
ガス代 | 7,493円 |
合計 | 20,902円 |
アパート時代の電気ガスの合計は20,902円
続いて戸建ての生活についてです。
料理の頻度は落ち、アパート時代の3分の2ほど。
お風呂は子供を入れるため、毎日浴槽にお湯を溜めている。
暖房は床暖房のみで、冬の間は止めずに全館毎日使用。
戸建ての電気代は23,230円
比較すると。
アパート | 20,902円 |
---|---|
戸建て | 23,230円 |
外気温の差や月によって多少の変化はりましたが、戸建ての方が2,328円高くなってしまいました。
一見そう見えますが、僕は高いとは思わず、むしろ安いとまで思いました。
なぜならそもそも温める面積が違いますし、アパート時代は我慢していた部分も色々とありました。
しかし現在何も我慢していないわけではありません。
深夜帯の安い電力をなるべく使うようにしていたり、床暖房の設定を日中はセーブ温度にしたりと節電を心がけてはいます。
それでもアパート時代を思い出すと。
気を付けているのにガス、電気代が高くなったり、高い割には寒かったりと割に合わない部分が多かったため、ストレスを感じていました。
小さなストレスが溜まると、やがて大きなストレスとなり爆発してしまいます。
3.まとめ
オール電化と電気とガスの併用生活のメリットデメリット、料金差について紹介してきました。
メリットデメリットに関しては、人によって優先する項目が違い、意見が分かれるところだと思います。
様々な意見があるとは思いますが。
オール電化で幸せを感じられています。
現在電気とガスの併用生活をしており、オール電化に興味を持っていただけたのなら、見積もりをしてみるのも良いかもしれません。
それか新築はオール電化で建てるとか。
それでもガスはガスで良い部分もあります。
都市ガスの方が安いですが、範囲が限られてしまうため、プロパンガスしか無い場合もあります。
プロパンガスも会社によって価格はピンキリ。
こちらも一度見積もりをしてもらい、安い会社に切り替えるのも一つの手かと思います。
自分達で感じた優先順位をつけて検討すれば、自分たちに合った家づくりが出来ると信じています。
是非今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。