こんにちは!みずよーです!
これから家を建てるという人は“何もわからない”これにつきます。
そうなると考えや視野が狭くなり、日本の住宅しか目に入りません。
ただでさえ日本の住宅技術は世界に後れを取っています。
※最近はやっと少し良くなってきました。
そのためもっと世界に目をやって、様々な国の住宅を知れば、もっと良い家づくりが出来るのではないでしょうか?
今回の記事では、世界の中で韓国の住宅にスポットを当てて紹介していきたいと思います。
◆家づくりをしようとしている。
◆韓国の住宅に興味がある。
◆今後の家づくりに活かしたい。
こんな人におすすめとなります。
それまでに考えたことや学んだこと、日々の気づきなどをブログで発信しています。
1.韓国の住宅を知る前に環境をおさらい
まずは韓国の基本情報から。
これが分からないと、次に話す韓国の住宅になぜそのような特徴があるのかが分かりませんからね。
韓国の国土は日本の約4分の1ほどで、北海道より少し広い程度になります。
人口は約5000万人。
そのうち首都ソウルに住んでいる人は約1000万人ほど。
気候は東北をイメージしてもらえば良いです。
冬場はマイナス10℃にもなり、刺すような寒さが特徴。
そんな韓国は先ほどの話で分かるように、首都に人が集中しているので、戸建てよりマンションが多く、資産価値としてマンションの方が人気です。
マンションに住んでいる人が6割ほどおり、5階建て以下の低層マンションをヴィラというようです。
2.韓国の住宅の特徴
さて韓国の住宅事情や環境が分かった所で、続いては特徴を紹介していきます。
2-1.床暖房オンドル
韓国では昔から冬の刺すような寒さをしのぐために床暖房が使われてきました。
その名もオンドルと言います。
構造は、床より低い場所で煮炊きて出た煙を床下を通すことにより、部屋を暖めるというものでした。
しかしこの構造で一酸化炭素中毒の事後が頻発してしまい、近年では温水で温める方式が主流になっています。
オンドルを使用できるのは、やはり家の気密や断熱が高いため。
一条工務店も韓国の住宅から色々と学んだりしたのでしょうか?床暖房を推していますし。
2-3.半地下
韓国には半分だけ地下に埋まっているような住宅“半地下”があります。
2019年話題となった映画【パラサイト半地下の家族】でも、半地下で生活するキム家族の生活ぶりが印象的でした。
半地下と言っても基本的には地下室と同じような環境です。
日の光がうまく取り入れられないので暗く、湿気の問題もあるので生活するには少し難しい住宅になります。
天井も低く、虫も多い。
ジメジメしていてカビ臭く、独特の匂いが染みついてしまっている様子も映画内での描写がありました。
韓国社会もかなり格差があるようで、あのような劣悪な環境で生活するしかない人も多いのかもしれません。
しかしそれが故に安いというメリットがあります。
2-3.バルコニー
韓国のバルコニーは日本と違い、窓の外にあるのではなく、室内にあります。
室内の一角をガラス張りで仕切り、バルコニーとしての空間として使います。
使い方としては日本と同じように洗濯物を干す使い方が基本ですが、観葉植物などを置いてオシャレな空間にするといった使い方も出来ます。
2-4.トイレと浴室
日本ではトイレと浴室は別々に設置するのが一般的。
しかし韓国は浴室といっても洗面台とトイレも一緒についています。
また毎日お風呂に入る日本とは違い、韓国は浴槽が無く、シャワーのみだったりします。
※浴槽が付いている場合もあり。
そして1つの住宅に、トイレ洗面台付き浴室が2つ付いている場合もめずらしくありません。
トイレットペーパーが流せない場所もあるとか。
2-5.間取り
間取りで注目べきは廊下が無いところです。
日本でも最近そういった家を建てる方も増えていますが、玄関を入ったらすぐにリビングがあり、その回りにそれぞれの部屋が付いているといった感じです。
これは家族同士が顔を合わせる機会が多く、家族のつながりを大切にしたいという国民性の現れ。
廊下が無い分部屋を広くできるメリットは良いところですね。
プライベートの確保の難しさ。
思春期の子供からしたら嫌?
といったデメリットもあるところです。
3.まとめ
韓国の住宅を紹介してきました。
オンドル(床暖房)
半地下
室内バルコニー
トイレ洗面台付き浴室(浴槽無し)
廊下の無い家族の繋がり大切な間取り
そういえば韓国と言えばキムチ。キムチ冷蔵庫も収納にあるらしいです。
住宅を建てる前に、少しでも良いなと思った部分があれば、取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございいました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。