こんにちは!みずよーです!
僕は一条工務店でマイホームを建てたのですが、その際に比較したハウスメーカーは一条工務店を入れて5社でした。
そんな声が聞こえてきそうですが、一般的な人はこのくらいではないでしょうか?
多くのハウスメーカーを検討した人から話せることもあるでしょうが、一般的にハウスメーカーを決めた僕だから話せることもあるはず。
それこそ失敗した点や後悔した点などです。
この記事では、僕が比較・検討したハウスエーカーと一条工務店に決めた理由。
また「もっとこうすればよかった」という失敗・後悔・改善点についても話していこうと思います。
◆一条工務店に決めた理由を知りたい。
◆ハウスメーカー選びで失敗したくない。
◆一般的な人がどのようにハウスメーカーを決めるのかを知りたい。
◆経験からわかる失敗や後悔、改善点を知りたい。
こんな人におすすめです。
それまでに考えたことや学んだこと、日々の気づきなどをブログで発信しています。
1.一条工務店を含む検討したハウスメーカー
まずは検討したハウスメーカーをまとめて紹介したいと思います。
三井ホーム
セキスイハイム
イシカワ
地方の工務店
一条工務店
なぜこの5社なのかというと…。
たまたまというかめぐり合わせ?
知り合いが建てていたり、展示場でたまたま入ったりといった感じです。
続いてそれぞれのハウスメーカーをざっくり紹介。また性能を表すUA値やC値も参考として書いていきたいと思います。
UA値=外皮平均熱貫流率
簡単に言うと「熱がどのくらい家から逃げるのか」を計算した数値になります。
値が低いほど断熱性能が高いということです。
C値=隙間総統面積
簡単に言うと「家にどのくらいの隙間があるのか」を計算した数値になります。
値が低いほど気密性能が高いということになります。
この数値が大雑把な目安になるのですが、国が1999年に定めた次世代省エネルギー基準というものがあります。
この基準が古く現代ではあまりあてになりません。
【例】基準でのC値。寒冷地では2.0以下。それ以外は5.0以下でなくてはならない。とされています。
当時は高気密だったのかもしれませんが、現在ではとても高気密とは言えません。
「高気密と言われる住宅なら1.0以下には抑えたい」これが現在の認識のようです。
UA値はZEHの基準0.6以下なら高断熱と言えるようです。
もちろん低ければ良いのですが、だんだんコストも上がっていきますし、コスパの面でどの程度を目指すのかは難しいところです。
1-1.三井ホーム
言わずと知れた大手ハウスメーカー。
公式サイトにも書いてありますが、耐震性、断熱性、耐久性を売りにしているようです。
耐震性
一条工務店と同じように実際の建物を建てて大型実験しているようです。
構造も地震に強いモノコック構造。
やはり地震が多い日本ですし、噂を聞くだけあって耐震性にかかなり力を入れているのが伺えます。
断熱性
気密は公開していないようですが、モノコック構造なので高めではないでしょうか?
断熱性は断熱材や屋根の素材にこだわり、外気に影響されずらいよう工夫しています。
断熱材はグラスウールよりも優れたロックウール140mm。
※一条工務店は高性能ウレタンフォーム190mm。
そして全館空調換気システムで家全体を温める方法”スマートブリーズ”で快適な暮らしをという訳です。
耐久性
詳しく話せば色々な素材をこだわっているようですが、公式サイトでは。
湿気から守る基礎や外壁。
耐久率を上げるため、含水率の低い木材を使用。
住宅点検・保証システムは最長なんと60年。
と思いましたが、詳しく調べてみると注意点が見えてきました。
住宅点検は30年まで無料→その後は10年ごとに有料点検。
住宅保証は10年まで無料→その後は10年ごとに三井ホームが定める有料の工事を行った場合のみ保証継続。
要するに無料で保証してくれるのは国が定めている10年ということです。
一条工務店も無料は10年。有料工事で最長30年。
耐久性の高い家を建てているのかもしれませんが、保証は他のハウスメーカーとあまり変わらないということですね。
しかしほとんどのハウスメーカーはこんな感じです。
性能を紹介したところでUA値とC値はどのくらいかというと。
UA値=0.41
C値=1.0~2.0?
UA値は中々良いですが、C値があと一歩といった感じ。
C値を重視して建てた場合C値0.5ほどの住宅を建てた方もいるようですが、気を付けて建てないと1.0前後なのかもしれません。
外観デザインは大きく分けると4種類。
- MODERNモダン
- WOODYウッディ
- CLASSICクラシック
- ELEGANTエレガント
一条工務店ブリアールのような「クラシコタイプ」という外観もありますし、クラシックタイプはセゾンのような外観です。
こうやって見てみると、惹かれるような素敵な部分も多数あるので魅力的ですね。
しかし当時僕は三井ホームについては詳しくは知りませんでした。
そのぐらいの知識しかなく展示場へ行きました。
その展示場はキレイな2世帯住宅の家で、3階建て。
印象的だったのが海外のようなオープンキッチン。小上がりな和のスペース。
広々としてオシャレでとても充実した住宅に見えたのを覚えています。
ですが残念だったのが営業さん。
ほぼ何も言ってくれません。
こちらが少し話しかけると、それに対する答えを話してくれる程度で、全然家の性能や住宅に関する知識を話してくれませんでした。
もしかしたら初めにアンケートに答えるのですが、その内容を見て。
そんな対応をされたので、正直建てる気にはなりませんでした。
1-2.セキスイハイム
こちらも大手ハウスメーカー。
セキスイハイムと言えば、鉄骨ユニット構造の住宅。
強度のある鉄骨ユニットを連結して住宅を造るので、柱を少なくでき、広々とした空間を作ることが出来るます。
ユニット構造を生かし、上棟に当たる作業は、ほとんどの場合1日で出来上がるとか。
セキスイハイムはそこを独自の技術で最小限にしているのですね。
一条工務店もそうですが、工場である程度作り、あとは組み立てるだけというのが最近の一般的な作り方なのでしょうか。
耐震実験も行い、耐震等級も3を取得しているようです。
耐久性
公式サイトでは3つの耐久性を強調しています。
①磁器タイル外壁
外壁の塗り替えはずっと不要→26年経っても魅力的な表情と書いてあります。
※千葉県の住宅の場合。汚れの種類によっては効果が低下する。タイルの洗浄や目地際の交換は定期的に必要。
確かに26年まったく変りなくキレイなままなら嬉しいですが、やっぱり何もせずキレイな状態を維持できるわけではないのですね。
しかし数十年メンテ無しで住んでいて、中々キレイな状態という話も見かけました。
②サビや風雨に強い外装材
屋根は軽量でサビや地震にも強いステンレス材を。
また庇には長持ちするアルミ材が使われているようです。
③構造材の鉄骨は高耐久
サビに強く高耐久の鉄骨ZAMと言うようですが、なんと耐久年数は140年。
他にも色々細かなところで長持ちするよう対策しているようですが、今回は細かな住宅メーカー紹介ではないので割愛します。
セキスイハイムの換気方法は第1種換気システムで、名前を快適エアリーと言います。
因みに第1種換気システムとは、すべて機械で空気の給気・排気を行う換気システムの事で、三井ホームや一条工務店も第1種です。
性能を紹介したところで気になるUA値、C値はいくつかというと。
UA値=0.54
C値=2.0以下
UA値は中々良さそうですが、C値はそこまで良くないようですね。
しかし気密測定を義務でしてくれるようで、その時の基準が2.0以下にならなければいけないと定めているようです。
気密測定をしてくれないハウスメーカーがほとんどの中、測定してくれるのは好感を持てますね。
さてセキスイハイムの展示場へ行った僕の感想としては。
広々として素敵なのは当然なのですが、特に印象に残っているのが書斎兼物置兼子供の遊び場である屋根裏でした。
またボウウィンドウという出窓も良いなと思いました。
しかしこれ知らないとただ素敵に見えますが、実用性は微妙で、しかもかなりお金がかかるオプションのようです。
営業さんの対応としては良い方だったと思います。
気さくに色々と話してくれましたし、後日連絡もくれて、熱意も感じました。
連絡もしつこいほどは無く、丁度良い感じ。距離感でした。
1-3.イシカワ
新潟県を中心に全国展開している大手ハウスメーカー。
僕はイシカワのことを他のハウスメーカーよりもローコストで建てられるといったイメージがありました。
と思うかもしれませんが、イシカワが推していることはたくさんあります。
- 日々コストパフォーマンスを追求。
- 年間1,100棟を超える建設実績。
- 高性能、省エネ性の高い住宅。
- 強固な耐震性能。
空気循環も第一種換気システム。
色々と書いてありますが性能の面では、長期優良住宅で必要な検査項目をクリアしていると書いています。
住宅の性能関係の話は。
と言ってくる場合もあるかと思いますが、気を付けてください。
最高等級だからといって本当に安全か?快適か?というと話は変わってきてしまいます。
こちらで住宅性能表示制度について、詳しく書いているので参考にしてください↓
因みにイシカワがどの程度のUA値、C値かというと。
UA値=0.48
C値=0.6
中々良い値だと思います。
住宅のデザイン(プラン)は主に3種類。
①プレイステージ
価格の良い中でも最高級を目指した商品。
②ブライト
良い住宅を求めやすい価格で。
③ライフ
丁度良い家で求めやすい価格。
イシカワを総合して見てみると、安いローコスト住宅から性能の高めな住宅まで、幅広く検討できるといった感じに思えます。
現在はこう思いますが、当時展示場へいった時は。
展示場の住宅も入り口付近の吹き抜けは良かったですが、それ以外はまあ普通…。
営業さんはかなりあっさりしていました。
はっきり覚えていませんが、そんな雰囲気でした。
1-4.地方の工務店
地方の工務店は、知り合いの紹介を受けれる感じだったのですが、色々と妻と話し合った結果、外れてしまいました。
地方の工務店の方が、こちらに寄り添ってくれたり、低価格で建てられるかもしれません。
大手の方が、倒産の心配が少ないかもしれません。
色々とメリットデメリットありますが、僕らは大手の一条工務店に決めました。
1-5.一条工務店
僕のブログでは、主に一条工務店のことについて詳しく書いているため、こちらではさらっと紹介します。
一条工務店の公式でのUA値、C値は。
UA値:0.25
C値:0.59
数少ない建築時に気密測定してくれるハウスメーカーでありますし、さすがに家の性能を推しているだけのことはあります。
僕らはたまたま展示場へ入ったのですが、そこで半日ほど一条工務店の住宅について、細かく話してもらいました。
一条工務店がいかに住宅の性能にこだわっているのか。
地震、断熱材、サッシ、床暖房、ランニングコストets…。
話が長いのでかなり疲れましたが、この時点でかなり一条工務店には惹かれていました。
営業さんの人柄も良かったです。
今思うとうまい戦略が多く見受けられます。
- 長く話すと親密度が上がる。
- CMではなくSNSでの情報拡散。
- 性能推し。
こちらで性能を推しているのが良い理由について解説しています↓
そして色々と一条工務店のことを色々調べ、一条工務店に建ててもらう事に決めたわけです。
2.各ハウスメーカーの坪単価
ここではざっくりとになりますが、それぞれのハウスメーカーの坪単価を紹介したいと思います。
三井ホーム70~80万円
セキスイハイム、一条工務店60~80万円
イシカワ、地方の工務店40~50万円
もちろん建てる商品や細かな仕様により、かなり上下するので、参考程度でお願いします。
3.失敗・後悔・改善点について
一般的な感じで住宅購入していましたが、今ならどのようなことについて気を付けるのかを話してみたいと思います。
まずもっと住宅について勉強すべきだったなと思います。
- もっとライフプランを考えればよかった。
- もっとたくさんのハウスメーカーを検討すればよかった。
- もっとたくさんの間取りを知っておけばよかった。
しかしそうはいってもタイミングもあります。
子供を授かったり、家庭、職場、親関係。
だからこそ早めに行動できるなら、早めがおすすめ。
家づくりの第一歩としてみてもらえれば嬉しいです。
まあ僕から言えることは、なんでも良いので家に関して興味を持ってください。
それがまず大切な一歩だと思います。
関心を持てば、おのずと調べますし、それで知っていけます。
4.まとめ
僕の一般的な検討理由と各ハウスメーカの特徴、一条工務店に決めた理由について紹介しました。
また後悔・失敗・改善点では、後悔ばかり色々と話しましたが、素人が難しい住宅のことについて、事細かに理解するのは不可能です。
どこで線引きをし、どのハウスメーカーを信頼し依頼するのかも大切だと思います。
この話はキリがないのですが、数千万円の買い物。
慎重になって悪いことはありません。
ぜひ今回の話を聞いて、少しでも家づくりに対する理解や参考になれば嬉しいです。